林業技術者・林業事業体等への支援
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林業技術者への支援について
林業では、林業技術者の高齢化や労働条件等による林業就業者の減少により、将来に亘る人材の確保が喫緊の課題です。市内の森林整備を促進するため、市は林業技術者に対しての支援に取り組んでいます。

移住支援

林業就業移住支援金
地域の活力を保ち続けるため、岐阜県と共同で県外から市内に移住・定住し、林業に就業した者の移住に伴う費用を支援します。
補助金
・単身者の場合 60万円
・2名以上の世帯者の場合 100万円
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就業支援

新規森林技術者就業支援補助金
賃金が他の産業と比べて低い林業では、志が高くても新規に林業技術者を目指す者にとっては、就業をためらうハードルとなります。市内の林業事業体に雇用される林業就業者を対象に、林業技術者としての就業が3年に達するまでの間、月3万円を支援します。
補助金
・1月当り3万円(補助金上限 年間36万円)
実績
・令和4年度 53人・月(支援対象:6人)
・令和5年度(実績見込み) 54人・月(支援対象:6人)
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資格取得支援

林業技術資格取得補助金
林業技術者に対して、森林施業に必要な高性能林業機械等の操作にかかる資格の取得や、チェーンソーを安全に使用するために求められる特別講習の受講などにかかる経費の一部を支援します。
補助率
・対象となる資格の取得にかかる費用の2分の1(補助金上限 1資格につき5万円)
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林業事業体への支援について
現場の条件が多様なうえ、労働環境が厳しい中で森林施業を促進していくためには、林業事業体に優秀な林業技術者の存在が欠かせません。林業事業体の林業技術者の育成のため、林業事業体に対しての支援に取り組んでいます。

安全装具支援

林業者育成
林業の作業環境の改善や事故防止に資するため、森林技術者が使用する空調服やチェーンソー防護パンツ、熊対策用品などの安全装具等の購入に必要な経費の一部を林業事業体に対して支援します。
補助金
・林業技術者 4万円/人
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素材生産人材育成講習
林業は、地形や作業条件等により、他の産業に比べ、労働災害の発生率が高い産業となります。林業で働く高度な技術をもつ林業技術者に、新たな技術指導や日常の作業の再点検を行い、労働災害の防止や生産性の向上のための人材育成講習を実施しています。
令和5年度の素材生産育成講習は、市内の林業事業体に対して、兎谷市有林の利用間伐業務を活用して、OJT(オン・ザ・ジョブ・トレーニング)方式で実施しました。利益を森林所有者に返すことができる素材生産を行うためには、伐採の対象となる森林、土場や作業路の状況、木材市況、使用する高性能林業機械等の特性の把握や操作の習熟する必要があり、機械操作や木材取引に詳しい方を講師に招き、一連の間伐作業の中で指導をいただきました。
郡上森林マネジメント協議会の林業技師による指導
(同左)
岐阜県森林組合連合会の技術総括による指導
(同左)先柱のセット
(同上)搬器の動き、オペレータとの連携
(同左)造材

林業労働災害レスキュー訓練
令和5年10月13日に岐阜農林事務所との共催により、岐阜地区の林業事業体等に勤める者を対象としたレスキュー講習会を開催しました。午前は根尾宇津志地区において、岐阜市消防本部の指導のもとで事故現場を想定した通報や応急措置などの実技訓練のほか、通信環境が悪い山中でも使用できる通信機器の紹介がありました。午後からは午前のふり返りと座学を根尾公民館で行いました。
通報訓練
呼吸の確認と心肺蘇生

市民活動等への支援に関する取り組み

ボランティア団体等を対象とした安全衛生講習
自ら森林施業を行う者やボランティアで森林整備に取り組む団体等にあっては、安全な作業や機器のメンテナンスにかかる講習等を受ける機会がないため、森林施業にかかる作業の安全衛生講習会を実施しました。
令和2年度と4年度はチェーンソー操作講習、令和3年度は刈り払い機操作講習と山中での活動にかかる安全衛生講習を開催し、今後は要望等により実施していきます。
チェーンソー操作
チェーンソーメンテナンス
刈り払い機メンテナンス
座学
お問い合わせ
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