食べ残し、売れ残りや期限が近いなどさまざまな理由で食べられるのに捨てられてしまう食品を「食品ロス」といいます。この食品ロスの量は、国民1人1日当たりにすると約130グラムになり、おおよそ茶碗1杯分のご飯の量に相当します。年間にすると約47キログラムです。大切な食べ物を無駄なく食べきり、環境面や家計面にも優しい簡単な工夫をご紹介します。
食品ロスの約半分は、一般家庭からのものです。家庭から出る食品ロスは、主に以下の理由で発生します。
食品の期限表示には、「賞味期限」と「消費期限」の2種類があります。
「賞味期限」は、おいしく食べることができる期限です。期限が近くなったからと言って、食べられなくなるわけではありません。
「消費期限」は、安全に食べることができる期限です。期限内に食べるようにしましょう。
「賞味期限」と「消費期限」の違いを理解して買い物や保管をするようにしましょう。
食品ロスが減ることにより、運搬や焼却のために使う化石燃料の使用量が減ります。そうすると、地球温暖化の原因である二酸化炭素の排出量を減らすことができます。
食品ロスが減ることにより、運搬や焼却のために使う化石燃料が減り、また焼却炉の維持管理費を減らすことができ、無駄な支出を減らすという経済効果があります。
私たちは輸入食品も食べています。輸入食品の食品ロスを減らすことにより、その分を食料が不足している国々にまわして、飢えに苦しむ子どもたちを救うことができます。
「30・10運動」とは、宴会時の食べ残しを減らすための取り組みです。
宴会での1食当たりの食べ残しの量(飲料類を除く)は、食堂やレストランの約5倍。
「もったいない」を意識して、おいしく食べ切り宴会を楽しみましょう。
食べ切れる量を注文しましょう。
乾杯後30分間は席を立たずに料理を楽しみましょう。
乾杯から30分過ぎたら、親睦を深める「楽しみタイム」!
料理のことも忘れず、食事も楽しみましょう。
お開き前の最後の10分間は、自分の席に戻ってもう一度料理を楽しみましょう。
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