もったいない!食品ロスを減らそう
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食べ残し、売れ残りや期限が近いなどさまざまな理由で食べられるのに捨てられてしまう食品を「食品ロス」といいます。この食品ロスの量は、国民1人1日当たりにすると約130グラムになり、おおよそ茶碗1杯分のご飯の量に相当します。年間にすると約47キログラムです。大切な食べ物を無駄なく食べきり、環境面や家計面にも優しい簡単な工夫をご紹介します。



食品ロスが出る理由
食品ロスの約半分は、一般家庭からのものです。家庭から出る食品ロスは、主に以下の理由で発生します。
- 食べ残し
食べきれずに捨てられたもの - 過剰除去
調理の時に食べられる部分が捨てられたもの - 期限切れ
賞味期限や消費期限が過ぎて捨てられたもの - 買いすぎ
調理に使いきれず捨てられたもの

食品ロスを減らすためにできること

買い物で
- 買い物に行く前には冷蔵庫や戸棚の中の食品の量を確認しましょう。
- 必要以上に買いすぎず、使い切れる量を買いましょう。
- 賞味期限と消費期限を正しく理解して買いましょう。
- すぐ食べるものは、棚の手前(賞味期限の近いもの)から取りましょう。
- 買い物に行くときは空腹時を避けましょう。


調理で
- できるだけ食材を使い切り、残ってしまった食品は早めに使い切りましょう。
- 食べきれる量を作るようにしましょう。
- 余ったおかずは卵やチーズなどで味を変えて、美味しく食べきりましょう。

食事で
- 好き嫌いせず、残さず食べましょう。
- 外食するときは、食べ切れる量を注文しましょう。

どうしても食品ロスが出るときは
- 生ごみ処理機があれば活用し、たい肥化するようにしましょう。
(電気式家庭用生ごみ処理機を購入する際に利用していただける助成金制度があります。詳しくは環境課までお問合せください。) - 生ごみを捨てる時は水気をよく切ってから捨てましょう。

賞味期限と消費期限
食品の期限表示には、「賞味期限」と「消費期限」の2種類があります。
「賞味期限」は、おいしく食べることができる期限です。期限が近くなったからと言って、食べられなくなるわけではありません。
「消費期限」は、安全に食べることができる期限です。期限内に食べるようにしましょう。
「賞味期限」と「消費期限」の違いを理解して買い物や保管をするようにしましょう。

食品ロスを減らす効果

二酸化炭素排出量の減少
食品ロスが減ることにより、運搬や焼却のために使う化石燃料の使用量が減ります。そうすると、地球温暖化の原因である二酸化炭素の排出量を減らすことができます。

経済効果
食品ロスが減ることにより、運搬や焼却のために使う化石燃料が減り、また焼却炉の維持管理費を減らすことができ、無駄な支出を減らすという経済効果があります。

世界の食糧不均衡の解消
私たちは輸入食品も食べています。輸入食品の食品ロスを減らすことにより、その分を食料が不足している国々にまわして、飢えに苦しむ子どもたちを救うことができます。

残さず食べよう!30・10(さんまる・いちまる)運動
「30・10運動」とは、宴会時の食べ残しを減らすための取り組みです。
宴会での1食当たりの食べ残しの量(飲料類を除く)は、食堂やレストランの約5倍。
「もったいない」を意識して、おいしく食べ切り宴会を楽しみましょう。

「30・10運動」に挑戦してみよう!

宴会前
食べ切れる量を注文しましょう。

味わいタイム
乾杯後30分間は席を立たずに料理を楽しみましょう。

楽しみタイム
乾杯から30分過ぎたら、親睦を深める「楽しみタイム」!
料理のことも忘れず、食事も楽しみましょう。

食べきりタイム
お開き前の最後の10分間は、自分の席に戻ってもう一度料理を楽しみましょう。

関連情報リンク
消費者としてできることをやってみる:啓発用パンフレット
消費者としてできることをやってみる:啓発用三角柱
消費者としてできることをやってみる:啓発用ポスター