蛾(マイマイガ)について
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蛾(マイマイガ)の大量発生について
平成25年には全国的にマイマイガの大量発生がありました。
マイマイガは幼虫時には体毛が人に触れると肌のかぶれ等を引き起こすことがありますが、成虫になると人体に害を与えないといわれています。ただし、鱗粉が皮膚や目に付くとかゆくなることがあります。マイマイガは、約10年周期で大量発生し、2年から3年継続する傾向があると言われています。マイマイガの駆除については、卵か幼虫時に駆除することが最も効果的であると言われており、成虫になると、効果的な方法はありません。成虫後の寿命は短く7日から10日間程度であり、現在の大量発生は一時的なものと思われます。メス成虫は日没後1時間のみ飛翔し、卵塊を生みます。卵塊を作った後は死にます。
大量発生を防ぐため、ご自宅の外壁などに産み付けられている卵を発見した場合には駆除するようご協力お願いします。マイマイガの卵はヘラ状のものかペットボトルを半分に切ったものを使用すると効率的に剥がせます。集めた卵は可燃ごみとして出してください。

参考写真:マイマイガの成虫

参考写真:マイマイガの卵の駆除

マイマイガの幼虫

マイマイガの成虫と卵の写真

駆除などの対策について

4月までの対策

卵の駆除
- 壁を傷つけないよう、あまり硬くない先が平らのもの(例:ペットボトルを半分に切ったもの)ではがし、可燃ごみでだしてください。
- 卵を覆っている鱗毛が舞い上がり、吸い込んだり目に入ったりすることがあるので、マスクやゴーグル、手袋の着用をお願いします。

4月から7月までの対策

幼虫の駆除
- 直接触らないようにお願いします。
- 洗たく物に紛れ込むことがあるため、屋外で干す場合、取り込み時に注意してください。
- 若齢幼虫期(体長1cm程度まで)は、市販の殺虫剤で駆除できます。
(殺虫剤は説明書に従って使用し、通行人や近くの住人に十分配慮するとともに周囲に飛散しないよう注意をお願いします。) - 1cm以上の幼虫についてはビニール手袋をするか火箸などで捕まえ、バケツに水と少量の洗剤を入れたものを用意し、その中に捕まえた幼虫を入れてください。

7月以降の対策

雌成虫の夜間光源飛来防止
- 消灯は効果的ですが、防犯面を十分考慮した上で実施してください。

備考
