水ぶくれを伴う赤い発疹が体の左右どちらかに帯状に出る皮膚の疾患です。強い痛みを伴うことが多く、症状は3週間から4週間ほど続きます。
子どもの頃にかかった水痘(みずぼうそう)ウイルスが体の中で長期間潜伏感染し、免疫が低下した際などに、「帯状疱疹」として発症します。周囲の人に帯状疱疹としてうつることはありませんが、これまで水痘にかかったことがない小児等には水痘を発症させる可能性があります。
ワクチンを接種することで、帯状疱疹の発症予防や重症化・合併症予防をすることができます。
乾燥弱毒生水痘ワクチン | 帯状疱疹予防ワクチン(シングリックス) | |
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種類 | 生ワクチン | 不活化ワクチン |
接種方法・回数 | 皮下接種・1回 | 筋肉注射・2回 |
効果 | 発症予防:50% 神経痛軽減:30% | 発症予防:97% 神経痛軽減:100% |
持続期間 | 5年程度 | 10年以上 |
特徴 | 1回で済み安価 予防効果はシングリックスに比べ低い 効果の持続期間が短い | 予防効果が高い 効果の持続期間が長い 接種部位の副反応が生ワクチンより強い |
接種金額から市の助成額4,000円を差し引いた金額を医療機関窓口でお支払いください。
※シングリックスの予防接種をすでに1回受けている人で、2回目の接種間隔が令和5年4月以降に接種予定である人は、
2回目のみが助成対象となります。
※この期間内に接種ができなかった場合、2回目の接種は費用助成の対象外となります。
2. 接種方法・回数・間隔
筋肉注射、2回接種
標準として1回目の接種から2か月後に2回目の接種を行うこと。1回目の接種から2か月を超えた場合であっても、6か月後までに2回目の接種を行うこと。
3. 市からの助成額 10,000円/1回あたり
接種金額から市の助成額10,000円を差し引いた金額を医療機関窓口でお支払いください。
帯状疱疹予防ワクチンは、現在「任意予防接種」となっています。任意予防接種とは、個人が感染症にかかったり重症化したりすることを防ぐために、本人の希望と接種する医師の責任と判断によって行うものです。
この予防接種によって引き起こされた副反応により、医療機関での治療が必要になったり、生活に支障が出るような障害を残すなどの健康被害が生じた場合には、市が加入する保険の他、独立行政法人医薬品医療機器総合機構法に基づく救済を受けることになります。
TEL: 058-320-0153
FAX: 058-320-0154