熱中症にご注意を
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2024年の熱中症による救急搬送人員は全国で97,578人(過去最多)となり、死亡者数は初めて2,000人を超える見通しです。夏の平均気温も上昇しており、熱中症の発症リスクが高まっています。また、死亡者の8割以上を高齢者が占めており、室内でエアコンを使用していなかったケースが大半です。
熱中症は、屋内外を問わず誰でもかかる可能性があります。他人事と思わず、正しい知識で予防に努めましょう。

熱中症とは
- 高温多湿な環境に長くいることで、徐々に体内の水分や塩分のバランスが崩れ、体温調節機能がうまく働かなくなり、体内に熱がこもった状態を指します。
- 発症すると筋肉痛や大量の発汗、吐き気や倦怠感などの症状が現れ、重症になると意識障害などが起こります。
- 屋外で活動しているときだけでなく、室内でも就寝中などに熱中症を発症し、救急搬送されたり、不幸にも亡くなられたりする事例が報告されています。室内にいるときも注意が必要です。

日常生活で気をつけること
- こまめな水分補給
- 大量の汗をかく時は塩分も補給
- 屋外では、できるだけ日陰を歩いたり、帽子や日傘で直射日光を避ける
- 室内では、エアコンを利用して高温多湿を避ける
- 栄養や睡眠を十分にとり、体調が悪いときには無理をしない

特に注意が必要な人
- 脱水状態にある人
- 高齢者や乳幼児
- 肥満の人
- 普段から運動をしていない人
- 暑さに慣れていない人
- 病気の人、体調の悪い人

こんな症状には注意を
重症度 | 症 状 |
---|---|
軽症 | めまい、筋肉痛、大量発汗※ |
中等症 | 頭痛、気分不快、吐き気、おう吐、倦怠感、虚脱感 |
重度 | 意識障害・けいれん・手足の運動障害、高体温 |
※熱中症が重症となると発汗が無く、乾いた皮膚になるので、汗だけで判断しないことが大切です。

症状が出てしまったら
- 涼しい場所へ身体を移す
- 水分と塩分を補給する
- 衣服を緩め、靴下などは脱ぐ
- 身体を冷やす(冷却材で首・ワキ・足の付け根を冷やすと効果的です)
症状が改善しない・反応がおかしい・意識がはっきりしない場合は、すぐに救急車を呼びましょう

熱中症に関する詳しい情報はこちらへ
- 熱中症予防、熱中症警戒アラート・暑さ指数の確認など熱中症全般の情報
環境省 熱中症予防情報サイト(別ウインドウで開く) - 天気予報、気象情報ほか
気象庁 熱中症から身を守るために(別ウインドウで開く) - 職場における熱中症予防対策
厚生労働省 学ぼう!備えよう!職場の仲間を守ろう!職場における熱中症予防情報(別ウインドウで開く) - 熱中症による救急搬送状況
消防庁 熱中症情報(別ウインドウで開く)
熱中症に関する資料
