建造物
- [更新日:]
- ID:1155
平成25年 長屋神社末社八王子神社本殿附棟札・古文書が指定されました
指定された本殿
教育長より、長屋神社文化財保存会市橋会長、棟札・古文書所有者の高橋兼太郎氏へ指定書の授与
県指定長屋神社本殿の境内にある八王子神社が、市指定有形文化財(建造物)に指定されました。
元禄17年(1704)に再建された本殿です。
豊かな建築彫刻で装飾されて、意匠的にも大変優れているという評価を受けました。
棟札に記された大工の小野権右衛門吉次は、長屋神社本殿の大工と同一人物です。
古文書には、八王子神社と大工が契約を取り交わした内容が、詳細に記されています。
8月2日には、県指定無形民俗文化財「長屋神社の祭礼行事」が開催されます。
この機会にご覧になってはいかがでしょうか。
見どころ
一間社流造、軒唐破風付(指定範囲は本殿のみ)
員数 1棟 附1枚・2通
力士の彫刻やサイ、バクなどの空想上の動物の彫り物、干支の彫り物など儒教的な要素が見えるのがこの時代の特徴です。
建造物
県指定 3件
観音堂
- 所在地 上真桑
- 指定年月日 昭和48年7月28日
- 時代 江戸時代(正保3)
一重入母屋造平屋建、棧瓦葺きのお堂。正保3年(1646)に再建された。以後、当初のままの形式・手法で修理され、蟇股には本巣市の名産真桑瓜の木彫が掲げられている。
護摩堂
- 所在地 上真桑
- 指定年月日 昭和48年7月28日
- 時代 江戸時代(寛文)
寛文3年(1663)に建立された一重寄棟造棧瓦葺のお堂。棟には鯱の瓦が、筒瓦の先や唐草には16弁の菊花紋章がついている。
長屋神社本殿附棟札・古文書
- 所在地 長屋(長屋神社)
- 指定年月日 昭和63年3月8日
- 時代 江戸時代(元禄4)
本殿は三間社流造りで、正面に唐破風と千鳥破風をつけた華麗な神社建築。文禄・元禄の出火で宝物・記録は焼失したが、元禄4年(1691)に再建。厄除け並びに武勇の神として参詣者を集めている。
市指定 3件
長屋神社末社八王子神社本殿附棟札・古文書
- 所在地 長屋(長屋神社境内)
- 指定年月日 平成25年5月17日
- 時代 江戸時代(元禄17)
現社殿は元禄17年(1704)の再建である。豊かな建築彫刻で装飾されて、意匠的にも優れ、時代的特徴をよく表している。所蔵の棟札に記された大工2名のうちの1名は、県指定長屋神社本殿建立時の大工と同一人物で、もう一人も縁者と考えられる。
一間社流造、軒唐破風付
員数1棟 附1枚・2通
力士の彫刻やサイ、バクなどの空想上の動物の彫り物、干支の彫り物など儒教的な要素が見えるのがこの時代の特徴です。
八幡神社本殿
- 所在地 十四条(八幡神社)
- 指定年月日 昭和35年3月28日
- 時代 江戸時代(寛文)
現社殿は寛文4年(1664)の再建であるが、所蔵の棟札によれば以後数回修築されている。木造檜皮葺・春日社流造で、斗きょうは桃山時代の遺風を多分に残している。現在は十四条の氏神。
春日神社本殿
- 所在地 神海(春日神社)
- 指定年月日 昭和60年6月17日
- 時代 江戸時代(貞享3)
棟札によれば、元禄初期に越前の大工により建造され、境内には元禄3年(1690)銘の灯篭もある。本殿の様式は神明造りで、御拝柱の象鼻の彫刻もすばらしい。もと外山村の村社として人々に信仰された。