7月5日より船来山64号墳の測量調査を行いました。
期間中は岐阜農林高等学校環境科学科の卒業研究実習、2年生の職場体験、真正中学校・糸貫中学校2年生の職場体験、ふるさと学習ロマンプロジェクトとの協働活動で調査を行いました。
調査中は船来山古墳群保存活用検討委員会中井正幸委員の現地指導をいただきました。現地指導中にも墳丘上で壷型土器の破片が表採できました。
測量調査の結果、全長約25mの前方後方墳の可能性が高いことが分かりました。正式な墳形は発掘調査をしないと分かりませんが、平成25年度に調査した62号墳、平成27年度に調査した67号墳・76号墳の成果につながる結果が出ました。完成した測量図は岐阜農林高校環境科学科3年生の卒業研究で活用いただく予定です。
今回は64号墳の調査でしたが、64号墳の南隣には3号墳、北隣には4号墳が築かれています。これらの関係についても今後調査が待たれるところです。
6月26日(月)ボランティア5名と岐阜県立岐阜農林高校森林科学科の生徒7名とともに、船来山古墳群の清掃・草刈りボランティア活動を行いました。岐阜農林高校の皆様持参の大鎌の活躍で、わずか1時間程度で約5haのエリアがきれいになりました。毎年刈り続けているおかげでだんだん雑草の丈も短くなってきました。次回は11月にふるさと学習ロマンプロジェクトの中で行う予定です。
10月25日(火)土貴野小学校6年生の皆様が古墳と柿の館に来館されました。修学旅行に行かれた後でもあり、熱心に館内の船来山古墳群出土品を見学してくださいました。
児童は自分で課題を見つけて熱心に学習シートに記入するなど、意欲あふれる学びの姿が見られました。
語りべボランティアの案内のもと、ボランティアにも質問し手自分で課題を解決していました。
見学の後、現在岐阜県文化財保護センターが調査をしておられる上保本郷遺跡の見学をされました。
生きた資料を見ながら、船来山古墳群と本巣市の歴史を学びました。
金属探知機をかける様子
金属探知機で反応が出た場所を測量する様子
8月1日より岐阜農林高校環境科学科の皆様と岐阜農林高校所有の金属探知機を使って、船来山81号墳の金属探知機調査を開始しました。
船来山81号墳では終戦直後に銅鏡が出土したとの証言があり、長らくその銅鏡の所在が分からなくなっていました。今回の調査では、銅鏡の目撃証言があった81号墳に金属探知機をかけ、反応が出る場所を測量図に記録することを目的にしています。初日の8月1日には、念入りに墳丘から墳端まで金属探知機をかけた結果、数か所の反応か所を確認することが出来ました。調査成果は3年生の生徒の皆様の卒業研究に活用いただく予定です。
測量風景
円筒埴輪の底部を発見
7月25日から岐阜農林高校環境科学科の皆様と船来山12号墳測量調査を開始しました。
この古墳は弥勒寺境内の墓地にあり、平成25年12月から平成26年1月に測量した船来山68号墳、81号墳の北に登録されていた古墳です。初日の25日は2年生の生徒3名、3年生の生徒1名が参加しました。
測量調査中に、周りの地形より少し小高くなった場所から、円筒埴輪の底部を発見しました。丸い円が浮き出ていましたので、底部の部分がほぼ完全に残されている可能性があります。
68号墳の南の81号墳では、淡輪技法で作られた円筒埴輪が出土しています。今回発見された埴輪も淡輪技法の埴輪であるかもしれません。
今年度から本巣市内の小学校は、小学校6年生を中心に全校が来館されることになりました。
4月15日から28日まで5校が来館されました。このほか席田小学校からは先生方の研修として来館いただきました。
4月15日弾正小学校来館
4月19日席田小学校来館
4月20日外山小学校来館
4月21日根尾小学校来館
4月22日一色小学校来館
4月26日本巣小学校来館 船来山古墳群見学後本巣小校区の法林寺古墳群を見学しました
4月28日真桑小学校来館
児童は古墳の館で本物の出土品を見学し、古墳時代の衣装の着付け体験をしました。
語りべボランティアが作った創作紙芝居を見て、児童は興味を持ったものなどを熱心にメモに取っていました。
※土貴野小学校は、現在岐阜県文化財保護センターが行っている上保本郷遺跡・正傳寺跡の本発掘調査現場見学を兼ねて10月に来館予定です。
総投票数368票のうち、第1位の55票を獲得し、「ふなっきー」に決定しました。
市民6名の方から応募いただいた名前です。
5月3日から5日までの船来山古墳群春の赤彩古墳の館特別開館では、入口でふなっきーがお出迎えします。
3月6日(日)船来山、本巣市富有柿の里視聴覚室にて、船来山古墳群ワークショップ成果報告会を開催しました。30名が参加しました。
第1回から第3回までのワークショップで話し合った内容を振り返りました。
今後の船来山古墳群を守っていくための課題について、発表しました。
参加者からは、「ぜひこのワークショップで出た意見を、実現させてほしい」という意見が出ました。
※この事業は宝くじの社会貢献事業として助成を受け作成されたものです。
11月7日(土)船来山、本巣市富有柿の里視聴覚室にて、第3回船来山古墳群ワークショップを開催しました。30名が参加しました。
前回のワークショップで出た意見の振り返りと、岐阜県立岐阜農林高校森林科学科の皆様による船来山里山調査の成果発表が行われました。
高校生の発表の様子
船来山古墳群に生えているドングリなどを見せていただきながら聞きました
今回は船来山の現状を知るために、参加者全員で船来山古墳群清掃・草刈ボランティアを行いました。
11月3日の下刈りでは、企業ボランティア4社(黒田建設、根尾開発、黒川工務店、マルミ建設)の参加がありました。
11月7日は、草を刈りながら、雑草を使って、クリスマスリースの土台作りも行いました。
9月26日(土)本巣市富有柿の里視聴覚室にて、第2回船来山古墳群ワークショップを開催しました。
船来山古墳群を、本巣市の宝物として、保存し活用を図るための試みです。
今回は「信仰の山としての船来山」をテーマに、岐阜女子大学文化創造学部の学生による「船来山舂稲神社奥の院祭礼行事・山谷山の神祭礼行事聞き取り調査成果」の発表がありました。
古墳時代だけでなく、近世近代にも信仰の山であったことが分かりました。
またこの信仰が、過去の船来山の開発から船来山を守ったことが分かりました。
発表の後、参加者が班に分かれて、
というテーマで、座談会を行いました。
参加者からは、「船来山の周りは、糸貫川、席田用水など歴史資源の宝庫だ。
ぜひ連携して取り組んだらどうか。」など活発な意見が出ていました。
次回のワークショップ11月7日(土)には、「船来山古墳群の現状を考える」というテーマのもとに、草刈ボランティアを実施し、現状を確認します。
また、前回の意見をふまえて、もっと多くの人に愛される古墳群となるためにどうしたらよいか話し合う予定です。
8月8日(土)現地説明会を開催しました。当日は50名の参加者がありました。
本巣市民のほか、岐阜市、郡上市、関市、山県市、岐南町、大野町からの参加者もありました。
今回の測量調査の結果、船来山67号墳と76号墳は別個の古墳であり、67号墳は長方形に近い方墳、76号墳は前方後方墳の可能性が高いことが新たに分かりました。
船来山古墳群のはじまりの時代、横穴式石室の時代よりも前の様子、古墳時代後期・終末期古墳の時代よりも前の様子が、少しずつ分かってきました。
添付ファイル
説明会の後、岐阜農林高校生による古墳測量調査体験を行いました。
岐阜農林高校生による古墳測量調査体験の様子
調査終了後、記念撮影
参加者の手で、測量した等高線を引き、古墳測量図を完成させました。
市民参加による、世界でただ一つの古墳測量図が完成しました。
岐阜県立岐阜農林高等学校のご協力により、船来山76号墳測量調査が始まりました。
今回は2年生から3年生の生徒の皆様が参加します。
76号墳の前方部より後円部をのぞむ
76号墳の後円部より前方部をのぞむ
76号墳は、過去の報告書(1999)では、前方後円墳という記載はなかった古墳です。
船来山古墳群保存・活用検討委員会委員の視察時に、前方後円墳の可能性を指摘されたため、今回、東隣の67号墳との関係も検討するために、調査することになりました。
7月28日、船来山古墳群保存活用検討委員会委員の中井正幸委員による現地指導が行われました。
測量途中の図面と現地を見ていただいたところ、76号墳については、円墳ではなく前方後方墳の可能性があるとのご教示をいただきました。
また、東隣の67号墳は76号墳とは別の古墳であり、方形墓の可能性があるとのご教示をいただきました。
いずれの古墳も、当初予想していたよりも古く、古墳時代初頭の古墳である可能性も出てきました。
測量調査の成果は、8月8日(土)9時半から現地説明会を開催し、報告する予定です。
日時:8月8日(土)9時半より 少雨決行、大雨の場合は8月9日(日)へ変更
集合場所:富有柿の里古墳の館前
同時に、岐阜農林高校生との協力のもと、ふるさと学習古墳測量調査体験を行う予定です。
※現場は森の中です。長袖長ズボン、足元も丈夫な靴でお越しください。
ご理解、ご協力のほどよろしくお願いします。
6月28日(日)本巣市富有柿の里視聴覚室にて、第1回船来山古墳群ワークショップが開催されました。
船来山古墳群を、本巣市の宝物として、保存し活用を図るための試みです。
当日は、児童生徒、岐阜農林高校生、大人が52名が参加しました。
岐阜農林高校環境科学科生徒から白木教育長へ古墳模型寄贈
岐阜農林高校森林科学科生徒の里山調査発表
当日は、船来山古墳群について知るために、調査に参加してくださっている岐阜農林高校の生徒が、参加者の前で調査成果や実習成果の発表を行いました。
環境科学科による発表では、昨年度の古墳測量調査の結果、新たに前方後円墳と判明した古墳について、実習で作成された古墳の模型を寄贈されました。
森林科学科による里山調査の発表では、船来山の植生はどういうものか、この植生の中で、どのような生物が棲んでいるかを、写真を示しながら分かりやすく話してくださいました。
参加者は熱心に耳を傾けていました。
ワークショップでの意見発表の様子
発表の後、今後の船来山古墳群の保存活用を考えるために、参加者全員で座談会を行いました。
座談会では、地元の上保に住んでいる参加者から、昔の船来山の様子を聞くことが出来ました。
また、「船来山古墳群魅力探し」と題して、どうすれば船来山古墳群に人が集まり、活用できるのかについて、活発な意見が出ました。
参加者からは、「この魅力を全国に発信して、もっと多くの人に愛される古墳群にしたい。」という意見がでました。
また、「10年も経てば、今回の参加者の高校生、児童生徒も大人になり、立派な社会人になる、彼らが社会人になった時には、船来山が本巣市の宝物として、誰もが知っている史跡になるといいと思う。」という意見も出ました。
次回のワークショップでは、今回の意見をふまえて、もっと多くの人に愛される古墳群となるためにどうしたらよいか話し合う予定です。
4月21日、4月30日に席田小学校5年生の児童、外山小学校6年生の児童のふるさと学習が行われました。
語りべボランティアによる歴史創作紙芝居「席田郡建郡1300年記念〜花開く席田郡」を上演し、船来山から広がる席田郡の歴史と船来山古墳群のかかわりを、見ていただきました。
館内の本物の船来山古墳群出土品を見学いただいた後、赤彩古墳の館の見学や、古墳時代の衣装を着る体験学習を行いました。
児童は「自分たちのまちの古墳が、全国でもすごいことを知って、うれしかった。」、「教科書に出てくるようなものが、すぐ目の前で見れて感動した。」と感想を話していました。
先日決定した下記のマスコットキャラクターについて、ニックネームを募集します。
募集期間:5月2日(土)〜6月28日(日)
古墳と柿の館1階常設展示室に設置してある応募用紙に記入し、応募箱に入れてください。
5月2日(土)〜5月6日(振休)には、船来山古墳群春の特別開館を開催します。
今回は入館料が無料になります(席田郡建郡1300年記念)。
特別開館中も、ご応募お待ちしております。
応募点数46作品、2度の選考の中、564票の投票の中から最多票を獲得され、真桑小学校3年生加藤新太郎君(本巣市在住)の作品に決定しました。
3月1日(日)平成26年ふるさと学習閉講式が開催され、マスコットキャラクター選考結果の発表がありました。
選ばれた加藤新太郎君(真桑小3年生)には、賞状と記念品が授与されました。
選ばれたキャラクターは、今後、特別開館やいろいろなイベントで大活躍する予定です。
雁木玉を見学する児童ら
ふるさと学習受講生の夏休み作品を見学する児童ら
1月28日(水)に、船来山古墳群のおひざ元、席田小学校5年生6年生の114名の児童が来館しました。
語りべボランティアの案内のもと、船来山古墳群の出土品や、船来山272号墳赤彩古墳復元石室を見学しました。
船来山古墳群は7世紀後半まで古墳が造り続けられ、現在290基確認されています。
席田小学校がある旧席田郡は、古墳時代直後の715年(8世紀)に、尾張の渡来人が入植され、本巣郡から建郡されます。
この1300年目の歴史ある記念の年に来館していただき、大変意義のある学習となりました。
12月23日(祝)より、岐阜県立岐阜農林高等学校のご協力により、船来山12号墳測量調査が始まりました。
今回は1年生から3年生の生徒の皆様が参加します。
ご理解、ご協力のほどよろしくお願いします。
12月26日(金)まで実施します。
11月26日(水)一色小学校4年生の児童40名のふるさと学習が行われました。
児童は、赤彩古墳の館を見学したほか、語りべボランティアによる創作紙芝居「黄泉の国への招待 横穴式石室の世界」を鑑賞しました。
館内では、ボランティアの解説のもと熱心に学習しました。
11月14日(金)土貴野小学校3年生の児童29名のふるさと学習が行われました。
児童は、赤彩古墳の館を見学したほか、古墳と柿の館で本物の出土品と触れ合いました。
学習の中では、古墳時代の人々の衣装を着る体験学習も行われました。
この衣装は、22日(土)から24日(祝月)の特別開館でも体験いただけます。
船来山は古墳群のある山で大変有名ですが、里山の自然も豊富に残されています。
岐阜農林高校森林科学科の先生方、生徒の皆様にご協力いただき、10月23日(木)に、富有柿の里を視察いただきました。市職員と語りべボランティアがご案内しました。
船来山には、ツブラジイなどの金華山と同じ植生があることで有名です。
当日は富有柿の里内のツブラジイの大木などを見ていただきました。
先生方によると、高木だけでなく、低木にも特徴があり、多様な植生があるそうです。
今後は山全体に広げていき、基礎的な植生を把握できるよう、調査いただく予定です。
ご協力のほど、よろしくお願いします。
8月17日(日)全長60mを超える船来山最大と判明した前方後円墳の現地説明会を開催しました。65名の方が参加されました。
現地説明ののち、岐阜農林高校生徒に参加いただき、ふるさと学習「船来山古墳測量体験」を行いました。
小中学生、保護者の受講生が、高校生のサポートのもと、標高111.6mの等高線を測量し、測量図に書き込みました。
同時に、船来山古墳群マスコットキャラクター第1次選考会(FKY46総選挙)が行われました。
市民の皆様から46作品の応募があり、参加者は頭を悩ませながら選びました。
※船来山5号墳詳細測量調査は、9月24日に終了しました。
ご協力いただきました皆様、本当にありがとうございました。
本巣市教育委員会社会教育課
電話 058-323-7764
ファックス 058-323-2964
email shakai-kyouiku@city.motosu.lg.jp
7月4日検討委員会が開催されました。当日は、会議の前に、文化庁記念物課林調査官による現地指導が行われました。
船来山古墳群現地を視察いただき、船来山5号墳、昨年度調査した62号墳、81号墳、ガイダンス施設である古墳と柿の館展示等を見ていただきました。
語りべボランティア、市文化財保護審議会委員、市社会教育課、県教育委員会が同行し、ご指導を受けました。
会議では、八賀晋委員長の司会進行のもと進められ、新たに田中哲雄委員(整備、造園学)の委嘱式が行われました。
船来山古墳群の価値づけについて、多くのご意見をいただき、やはり国指定の価値があるというご意見をいただきました。
しかし、その価値が市民の皆様をはじめ、あまりご理解いただいていないのではないかという意見もありました。
今後はこの古墳群の価値を理解いただく方策に取組み、、国指定へ向けて進んでいきます
7月29日より、岐阜農林高等学校環境科学科の皆さまが参加しています。
市民と協働で測量調査を進めています。8月10日の現地説明会にも参加いただく予定です。
現地指導風景
大野町野古墳群見学風景
7月22日船来山古墳群保存・活用検討委員による測量調査にかかる現地指導が行われました。
文化財保護審議会委員、語りべボランティア8名も同行し、勉強会を行いました。
現地指導の後、船来山古墳群の価値づけを検討するために、同時代の大野町上磯古墳群、野古墳群を見学しました。
今回指導いただいた船来山5号墳・6号墳は、8月10日(日)は、調査成果の現地説明会(申し込み不要)とふるさと学習(要申込)で古墳調査体験を行う予定です。
夏休みの自由研究に、素晴らしい価値がある船来山古墳群をはじめ、本巣市の文化財をテーマにするのはどうでしょうか?
古墳と柿の館に、夏休みの自由研究に参考になりそうな書籍を配置しました。自由に閲覧ください。
借用もできます。借用の場合は社会教育課までご連絡ください。
今年度ふるさと学習で見学に来てくださった一色小学校の児童からの感想も掲示しました。
11月21日まで展示します。ぜひご覧ください。
本巣市教育委員会社会教育課
電話 058-323-7764
ファックス 058-323-2964
email shakai-kyouiku@city.motosu.lg.jp
調査風景:山の中は涼しいです。-3℃くらい気温が違います。
道中のビュ―ポイントからの眺め。濃尾平野を一望できます。
7月9日より、市民協同で、船来山5号墳の詳細測量調査を開始しました。
現場は三角点の近くで、標高115m付近にあります。
見晴らしの良い、高い良いところに造られた、まさに王者の墓です。
山の下までは炎天下で暑いのですが、山の中に入ると涼しいです。森林セラピーにも効果的です。
7月末には、岐阜農林高校環境科学科の生徒も加わる予定です。
7月8日(火)本巣市立真桑小学校6年生の児童117名が、見学に訪れました。
児童は、赤彩古墳の館を見学したほか、企画展「前方後円墳の世界」と、展示品の真桑小校区の県史跡宗慶大塚古墳出土品を見学しました。
5号墳(後円部)の上で記念撮影
清掃活動の様子
6月15日(日)に、草刈ボランティアが行われました。
今回は、岐阜農林高校の先生、生徒7名が参加され、地権者の方、語りべボランティアと合わせて13名で活動いただきました。
暑い日でしたが、地権者の皆様よりお茶、ジュースの差し入れをいただき、休憩をはさみながら、無事に活動することができました。
今回清掃活動していただいた5号墳、6号墳は、7月7日より岐阜農林高校、市民と協同測量調査を始め、8月10日(日)9時半より「現地説明会」、「ふるさと学習古墳測量体験」を開催する予定です。
6月10日(火)本巣市立一色小学校6年生の児童が、見学に訪れました。
今年度から、市内学校からの見学には大型バスによる送迎を始めました。炎天下でしたが、安全に来ていただくことができました。
児童は、企画展「前方後円墳の世界」を見学したほか、赤彩古墳の館を見学いただきました。
ボランティアの案内のもと遊歩道を探検し、昨年度岐阜農林高校と測量調査を行った前方後円墳船来山62号墳の見学も行いました。
5月28日(水)に、船来山古墳群保存・活用検討委員会委員の先生方による現地視察がありました。
当日は、本巣市文化財保護審議会委員、地元自治会の皆様、語りべボランティア 計15名が同行しました。
昨年度測量調査を行った船来山62号墳見学
今年度測量調査する予定の船来山5号墳6号墳
昨年度岐阜農林高校と測量調査を行った62号墳では、 前方後方墳の可能性もあるという意見をいただきました。
古墳時代の中でも、古い古墳の可能性が高く、4世紀かそれ以前の古墳ではないかというお話でした。
今年度測量調査を行う予定で準備を進めている5号墳、6号墳では、2つの別々の古墳ではなく、一つの前方後円墳であるというご教示をいただきました。
大変大きな前方後円墳になるとのことです。
また測量するにあたって、測量方法、測量範囲、注意点など、多くのご教示をいただくことができました。
また、視察の中では、この古墳群の価値が市民の皆様をはじめ、あまり知られていないのではないかという意見もありました。
今後はこの古墳群の価値をより知っていただく方策に取組み、、国指定へ向けて進んでいきます。
5月8日(木)本巣市立外山小学校6年生の児童が、見学に訪れました。
岐阜県立岐阜農林高校の生徒が寄贈してくれた模型の展示、企画展「前方後円墳の世界」を見学したほか、語りべボランティアが手作りした創作紙芝居「船来山で前方後円墳を見つけたよ」を鑑賞しました。
ボランティアに古墳時代の衣装を着付けしてもらい、古代人の服装体験も行いました。
古墳時代の衣装は、児童にとても好評でした。
市長への模型寄贈式
語りべボランティアと3日からの特別開館打ち合わせ
岐阜県立岐阜農林高校環境科学科の生徒が船来山62号墳の模型が寄贈されました。
当日は、市長、副市長、教育長、局長、課長の前で、寄贈式が行われた後、昨年度の船来山古墳群調査に参加された成果をまとめた「船来山古墳群を世界遺産へ」という発表をされました。
寄贈いただいた前方後円墳の模型は、6月29日までの企画展で展示されています。
また、5月3日(祝土)から5月6日(祝火)までの「船来山赤彩古墳の館特別開館」では、岐阜農林高校生がボランティアとして参加されます。
5月3日、4日、5日の親子歴史体験教室「船来山古墳探検」「船来山ぐるっとウォーク」で参加者の親子を船来山へ案内してくれる予定です。
参加者を大募集していますので、ぜひお申込みお待ちしております。
5月2日まで:本巣市教育委員会社会教育課 電話058-323-7764
3日から6日:古墳と柿の館 電話058-323-9333
2回にわたる選考会の結果、本巣市七五三の馬淵ミヅエさんの作品
「古代と未来のかけ橋 船来山古墳群」が選ばれました。
どれも力作ばかりで、選考も難航しました。
今後は、船来山古墳群特別開館やふるさと学習の広報、宣伝の際に、活用させていただきます。
応募いただいた皆様、本当にありがとうございました。
2月21日(金)に、検討委員会が開催されました。
今回は、文化庁より主任調査官が出席され、船来山古墳群現地の視察も行われました。
視察には、本巣市文化財保護審議会委員、語りべボランティアが同席しました。
今年度調査を行った船来山62号墳、81号墳、68号墳(弥勒寺)を視察されたほか、草刈ボランティアで清掃活動を行った八幡山(赤彩古墳出土地)を視察されました。
会議では、船来山古墳群について、国指定の価値があるというありがたい意見がありました。
また、しかし、その価値が市民の皆様をはじめ、あまり知られていないのではないかという意見もありました。
今後はこの古墳群の価値をより知っていただく方策に取組み、、国指定へ向けて進んでいきます。
1月25日(土)、船来山81号墳現地説明会を開催しました。
船来山81号墳は、詳細測量調査の結果、5世紀後半の直径約20mの円墳である可能性が高くなりました。
また、測量中に表採された埴輪は、淡輪技法による円筒埴輪と判明しました。
当日は、約60名の方々が来場し、81号墳と埴輪を見学しました。
現地説明会の場でふるさと学習を行ったところ、受講生の児童が新しい埴輪を発見しました。
当日は81号墳の大きさを体感するために、岐阜農林高校の皆さんと測量体験を行いました。
会場では、来場者の皆様と「船来山古墳群キャッチコピー」応募作品の第1次選考を行いました。
選ばれた作品は、船来山古墳群検討委員会の場で第2次選考を行い、最優秀作品が決定します。
12月22日(日)から測量しておりますが、測量調査中に岐阜農林高等学校の生徒の皆様が新たに埴輪を発見しました。
埴輪を拾った様子
発見場所
発見した埴輪のかけら(12月25日には、10個も発見しました)
休憩時間には、ご住職の計らいで、炒ったシイの実をいただきました
(本巣市文化財保護審議会浅野明浩会長によると、船来山はシイで有名な金華山と同じ植生で植生も貴重なのだそうです。)
この埴輪は、ご住職が以前発見した埴輪と同じ、円筒埴輪という埴輪の一部で、この81号墳の上にぐるりと立てられていた埴輪と考えられます。
5世紀の埴輪であることから、81号墳の時代も5世紀の古墳と考えられます。
測量中は、お墓参りにみえた地元の方々も声をかけてくださり、あたたかい励ましをいただきながら調査しました。
今後も多くの方のご指導をいただきながら、進めていきます。
※2月10日に調査は終了しました。
11月29日(金)、一色小学校4年生の児童が古墳と柿の館へ来館され、総合学習が行われました。
当日は、語りべボランティア3名が参加し、今回の企画展「船来山古墳群の時代」にちなんだ創作紙芝居「船来山古墳群と銀の耳飾り」を上演しました。
館内での見学終了後は、船来山遊歩道で自然体験学習が行われました。
児童は、ドングリ、シイなどの木の実を拾いながら、秋の船来山の自然を楽しく学習しました。
船来山古墳群、古墳と柿の館では、教育の場としての活用を推進しています。
お気軽に問合せください。(本巣市内の小中学校は富有柿の里柿センターで入館料免除申請ができます)
申込書は下記からダウンロードをお願いします。
添付ファイル
本巣市教育委員会社会教育課
電話 058-323-7764
ファックス 058-323-2964
email shakai-kyouiku@city.motosu.lg.jp
創作紙芝居「船来山古墳群と銀の耳飾り」
本巣市の地名の由来となった古墳時代の王様「本巣国造」とお妃様、船来山古墳群と出土品を絡めたお話です。
創作紙芝居「淡墨ザクラと船来山古墳群」
本巣市根尾の淡墨ザクラと継体天皇の伝説。継体天皇とほぼ同じ時代の船来山古墳群とを絡めたお話です。
横穴式石室の模型、船来山24号墳出土品(東京国立博物館蔵)の鏡の写真パネル
前方後円墳の模型
当日は、糸貫中学校1年生の生徒130人が、広瀬和雄先生(国立歴史民俗博物館名誉教授)の講話を聴きました。
大仙古墳(仁徳天皇陵)など教科書に出てくる古墳を例に挙げながら、船来山古墳群の素晴らしさについて、分かりやすく解説いただきました。
講話の様子
熱心にお話を聞く生徒たち
現在確認されている船来山古墳群291基の古墳のうち、本巣市側では、161基の古墳が発掘調査されています。
広瀬先生は、「この調査率の高さは、素晴らしい!」と話しておられました。
岐阜県立岐阜農林高等学校のご協力を得て、生徒の皆さんと測量をしました。
測量調査の結果、船来山62号墳は、全長40mを超える古墳である可能性が高くなりました。
また、従来、前方後円墳と言われ、今回も前方部、後円部を確認しましたが、測量の結果、前方後方墳の可能性も指摘され、可能性が広がりました。
現在整理作業中ですが、今後も多くの方のご指導をいただきながら、進めていきます。
8月3日(土)には、ふるさと学習ロマンプロジェクトと同時開催しました。
現地説明会来場者、語りべボランティア、ふるさと学習受講者9組24名の皆様、約50名が来場しました。
「現地説明会資料」「62号墳測量図」は、下記の添付ファイルをご覧ください。
(整理途中につき、内容が変更する場合があります)
測量風景:急斜な後円部を測量しています。
出来るだけ測点を多く測量しています。この測量によって船来山62号墳の内容が少しでもわかればと願っております。
船来山62号墳の位置
本巣市教育委員会社会教育課
電話 058-323-7764
ファックス 058-323-2964
email shakai-kyouiku@city.motosu.lg.jp
9月12日より、館内の展示品の写真撮影が許可になりました。
(フラッシュ撮影はご遠慮ください)
古墳と柿の館では、今年度新たに市指定有形文化財へ追加指定となった「船来山109号墳出土品」の一般公開を開始しました。
この追加指定により、有形文化財の船来山古墳群出土品総数は8739点となりました。雁木玉、トンボ玉、轡、太刀など、出土品の内容も珍しいものばかりです。
古墳と柿の館にはこれらの実物が展示してあります。この機会に、ぜひご覧ください。
入館料:大人300円、高校生以下・身障者100円
開館時間:9:00〜16時0分(富有柿センター窓口で入館手続きをお願いします)
休館日:月曜日(祝日の場合はその翌日)、年末年始
TEL: 058-323-7764
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