樽見鉄道を活用した二酸化炭素排出削減事業に関する協定の締結について
「樽見鉄道を活用した二酸化炭素排出削減事業」に関する協定締結式に、岐阜県知事、本巣市長、樽見鉄道株式会社社長および協定参加事業者が出席して、協定を締結しました。
締結式では、協定参加事業者を代表して住友大阪セメント(株)岐阜工場工場長井上慎一氏、古田知事、樽見鉄道(株)代表取締役社長田中良以氏および藤原本巣市長から下記のとおり挨拶がありました。
記
企業は地域に対して、環境保全活動をはじめさまざまな分野において、いわゆる「企業の社会的責任」を果たす使命があると考えている。
地域の皆さんと一緒になって環境保全活動に取り組むきっかけになるものと考え、また、従業員一人ひとりの環境に対する意識をより高める機会になるものと考え、本協定に参加した。
この協定に基づく、CO2排出量の削減と樽見鉄道の利用促進の取り組みが、地域ぐるみの運動として、今後、一層拡大していくことを期待したい。
2月議会に提出する岐阜県地球温暖化防止基本条例では交通公共機関への利用転換促進や自動車使用の環境配慮を掲げているが、本事業はそれを先取りする企画で、今後、他の地域における鉄道支援のモデルにもなる事業であり、県下にこのような取組みが広がることを期待している。
本事業に参加していただいた事業者並びに本巣市と岐阜県に感謝申し上げるとともに、本事業により「樽見鉄道しっかりやれよ」と後押しをいただいた喜びと、安全輸送に対する責任の重さを感じている。
樽見鉄道は、市民の通学や買い物の足として、本巣市の重要な地域公共交通の一つと考えている。
年1回は市民の皆さんに樽見鉄道に乗っていただくよう、「乗って残そう」を合言葉にあらゆる機会を捉えて市民に呼びかけている。
今後も樽見鉄道の支援と環境対策について、協定参加事業者の皆様、沿線の皆様にご支援をいただきたい。
協定締結の日(平成21年2月26日)から
10団体(うち1団体はNPO)
※樽見鉄道の駅から概ね700m以内にある事業者に対し、県、本巣市、樽見鉄道が本プロジェクトへの参加を呼びかけ、10団体が賛同したもの。
※下線の企業等は協賛広告に参加された事業者
1か月あたり100人の利用者増の見込み
年間約4.6トンのCO2排出削減の見込み(スギの木約330本分の年間CO2吸収量に相当)
※利用者の通勤距離を12.5km(大垣−岐阜モレラ駅間)と仮定し、往復25kmを自動車から鉄道に切り替えた場合、
自動車のCO2排出削減相当量 4.3kg/月
鉄道利用によるCO2排出量 0.45kg/月
これらを差し引きすると1人あたり3.85kg/月の排出量削減効果がある
3.85kg×100人×12月=4,620kg-CO2 4.620kg÷14kg=330本
※スギの木(50年生)の年間CO2吸収量 14kg
TEL: 0581-34-5020
FAX: 0581-34-5034