最近、岐阜県内の交通事故が多発しており、特に高齢者の歩行中や自転車走行中の被害が目立ちます。早朝や夜間の外出時には、明るい服装・反射材を着用して、危険な道路横断はやめましょう。
また、自動車の運転時には、早めのライト点灯を心掛け、歩行者などの早期発見に努めましょう。
市では、幼児から高齢者を対象に交通指導員による交通安全教室を行っています。
地域や団体などで交通安全について考え、悲惨な事故を減らしましょう。
時間は1時間程で行います。自治会の公民館、集会所まで伺います。
詐欺など防犯の講話も開催できます。下記のお問い合わせ先にご相談いただき、申込書をご提出ください。
総務課 交通指導員
電話 058-323-5155
県内では、自転車が関係する交通人身事故が年間800件以上(届出件数)発生しており、その約半数が信号のない交差点における出会い頭の事故です。自転車に乗るときは、基本のルールをよく守り、交通事故防止に努めましょう。
自転車に乗る方は、交通事故の被害者となるだけではありません。自転車が歩行者や他の自転車に衝突し、死傷させる交通事故も発生しています。特に、危険な運転で相手を死傷させたとされるケースでは、高額の損害賠償が命じられる判決も出ています。
自分や他人を不幸にする交通事故の当事者にならないためにも、自転車に乗るときは「車両の運転者」であるという自覚と責任を持ち、交通ルールを守って安全運転を徹底しましょう。
裁判所・年 | 事故の概要 | 賠償金額 |
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神戸地裁 | 男子小学生(11歳)が夜間、自転車で走行中、歩道と車道の区別のない道路において、歩行中の女性(62歳)と正面衝突。女性は頭がい骨骨折等の傷害を負い、意識が戻らない状態となった。 | 9,520万円 |
東京地裁 | 男子高校生が昼間、自転車横断帯のかなり手前の歩道から車道を斜めに横断し、対向車線を自転車で直進してきた男性会社員(24歳)と衝突。男性会社員に言語機能の喪失等の障がいが残った。 | 9,266万円 |
東京地裁 | 男性が夕方、ペットボトルを片手に下り坂をスピードを落とさず走行し交差点に進入。横断歩道を横断中の女性(38歳)と衝突。女性は脳挫傷等で3日後に死亡した。 | 6,779万円 |
自転車で事故を起こした場合、刑事上の責任に加え、民事上の責任も問われ、自転車運転者に対して、上記のような高額賠償請求される事例も増えています。まずは、現在加入している保険などを確認し、加入していない方は、自分にあった保険等を選択して加入しましょう。
TSマーク付帯保険は、自転車利用中に事故にあって怪我をしたり、歩行者や他の自転車に衝突して怪我を負わせてしまった場合に補償が受けられる保険です。日本交通管理技術協会に登録されている自転車安全整備店で点検整備(有料)を受け、それを証明するTSマークを自転車に貼ってもらうと、傷害保険・賠償責任保険・被害者見舞金(赤色TSマークのみ)の対象になります。保険の有効期間は点検日から1年間です。
区分 | 傷害保険 入院(15日以上) | 傷害保険 死亡・重度後遺障害(1〜4級) | 賠償責任保険 死亡・重度後遺障害(1〜7級) | 被害者見舞金 入院(15日以上) |
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青色TSマーク | 一律 1万円 | 一律 30万円 | 限度額 1000万円 | なし |
赤色TSマーク | 一律 10万円 | 一律 100万円 | 限度額 1億円 | 一律 10万円 |
TSマーク付帯保険についての詳しくはこちら(公益財団法人 日本交通管理技術協会のページ)別ウインドウで開く
(注意)そのほか、自動車保険の中には特約をつけることにより、被保険者等が自転車乗車中に転倒して怪我をしたり、自転車を運転していて他人を死傷させたりした場合に補償が受けられるものもあります。自動車保険に加入している方は、一度、保険の内容をご確認ください。
TEL: 058-323-5191
FAX: 058-323-1156