天然記念物
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9月19日根尾中学校と木股先生(名古屋大学特任教授)によるふるさと学習が行われました
当日は、根尾中学校全校生徒、JICA研修生、本巣市文化財保護審議会委員、語りべボランティアの皆様、(株)所組、(有)根尾開発のボランティアの皆様が参加しました。
断層崖で清掃活動を行った結果、縦ずれのすごさを実感できました。
清掃活動の後、JICA研修生と英語で会話し、断層の見学を行いました。
理科の学習だけでなく、国際交流の良い機会となりました。
天然記念物
国指定 特別天然記念物 2件
根尾谷断層
- 所在地
根尾水鳥 - 指定年月日
昭和27年3月29日 - 時代
明治時代
明治24年(1891)10月28日の濃尾地震により、震源地の水鳥地区に上下6m、長さ1000mにもなる断層崖が隆起。地震断層観察館では垂直に断ち切られた岩盤礫層(がんばんれきそう)のくいちがいをみることができる。地震断層としては日本最大級で、地質学的にも貴重である。
根尾谷菊花石(地域指定)
- 所在地
根尾松田 - 指定年月日
昭和27年3月29日
菊花石の母岩の多くは海底火山の噴火によりできた玄武岩で、その割れ目に方解石等が入りこみ菊花の模様ができたといわれる。暗緑色または暗褐色の石の中に白または淡灰色の極めて美しい菊の花の模様が入っている。
国指定 天然記念物 1件
根尾谷淡墨ザクラ
- 所在地
根尾板所 - 指定年月日
大正11年10月12日
樹齢1500余年の歴史を秘めた老桜。前田利行医師や作家の宇野千代氏をはじめ、各界の人々の懸命な保護運動により現在でも4月10日前後に満開となり白い花を咲かせ、散り際には淡い墨色を帯びる。継体天皇が根尾隠棲時に植えたという伝説がある。
県指定 天然記念物 1件
国恩寺のヒイラギ
- 所在地
春近(国恩寺) - 指定年月日
昭和37年2月12日 - 時代
平安時代(弘仁)
弘法大師がこの寺を訪れた時に持っていたヒイラギの杖が芽を出して大きくなったものという言い伝えがあり、また、弘法大師お手植えの木であるともいわれている。老木であるため葉にほとんどトゲがなく、全縁のものが多い。
市指定 天然記念物 根尾地域
越波の銀杏
- 所在地
根尾越波(願養寺) - 指定年月日
昭和46年5月27日
樹高20m、目通り4.6m。太枝から母親の乳房に似た形のような乳頭(にゅうとう)(コブ)が下がり、乳の出ない人がそれを削り煎じて飲むと乳が出るようになるという言い伝えがある。
長嶺の大杉
- 所在地
根尾長嶺(素盞鳴神社) - 指定年月日
昭和57年6月14日
樹高30m、目通り9.5m。樹齢約900年の巨木。長嶺素盞鳴神社境内にあり、根尾地域内の神木中最大の巨木。
板所の彼岸桜
- 所在地
根尾板所 - 指定年月日
昭和57年6月14日
樹高20m、目通り3m。樹齢約400年。淡墨桜と同種のエドヒガン桜で、開花は毎年淡墨桜より数日早い。一柳家の所有で、当家祖先の墓木と伝えられる。
高尾の樒
- 所在地
根尾高尾 - 指定年月日
昭和57年6月14日
樹高15m、目通り1.1m。この種にしてはかなり大きい。根元に御影の自然石で造った3基の墓石があり、その1基に「正徳6年(1716)秋月道圓信士」と刻まれ、この樒は武士の墓印ではないかといわれている。
オヤニラミ
- 所在地
根尾板所
春日神社の大フジ
- 所在地
根尾神所(春日神社) - 指定年月日
平成4年12月15日
目通り1.06mで、大杉の梢まで大蛇のように巻きのぼっている。根尾入道お手植えと言い伝えられる。春日神社の参道にあり、フジの根を跨いで越えれば清らかになると言われている。
多羅葉樹
- 所在地
根尾東板屋(専念寺) - 指定年月日
平成4年12月15日
樹高20m、目通り2m。専念寺庫裏の裏庭にある。先の尖ったもので葉の裏側に傷をつけると黒く変色して字が書けるので、インドの多羅葉に例えてこの名がつけられた。
八幡神社の大杉
- 所在地
根尾黒津(八幡神社) - 指定年月日
平成4年12月15日
黒津八幡神社境内の神殿前に2本の杉のご神木が夫婦木のようにあるが、指定されているのは目通り4.7mの大きい方である。
シカマイア(地域指定)
- 所在地
根尾下大須 - 指定年月日
平成6年11月1日
約2億5千万年前(古生代)の巨大な二枚貝がサンゴ礁に生息して化石になったものといわれているが、その生態は謎に包まれている。約30年前に世界で初めて大垣市で出土し広く知られるようになった。幅約40m、高さ約80mにわたり岩板一面に化石が出ている。
神明神社の大杉
- 所在地
根尾口谷(神明神社) - 指定年月日
平成4年12月15日
樹高20m、目通り5.5m。樹齢推定数百年。戦争中にはこの大樹の梢に日の丸の旗が立てられ、戦勝と地区出征兵士の武運長久を祈願したといわれる。
樽見の銀杏
- 所在地
根尾樽見(白山神社) - 指定年月日
平成7年2月7日
樹高25m、目通り3.5m。秋の黄葉の時期になると杉木立ちの間に銀杏だけが黄金色になり、遠方からでも一目でわかる白山神社の象徴である。
七社神社の大杉
- 所在地
根尾東板屋(七社神社) - 指定年月日
平成7年7月20日
樹高20m、目通り4.7m。樹齢数百年と推定される。直木で下枝の少ない美木。東板屋七社神社の古木で、小高い丘状より集落全体を見おろし見守っている。
ヒメハルゼミ
- 所在地
根尾水鳥
八王子神社の大杉
- 所在地
根尾松田(八王子神社) - 指定年月日
平成7年9月29日
目通り4.4mの直木。この地区は縄文中期以後の石器や土器類が多く発見され、また天正16年(1588)の棟札があるため、この地に古代から人が住み氏神を祀ってきたと考えられる。この大杉もその歴史を秘めて生き続けている。
市指定 天然記念物 本巣地域
臼井家のケヤキ
- 所在地
外山 - 指定年月日
昭和52年3月1日 - 時代
江戸時代
樹高26m、目通り3.3m。樹齢約270年。ケヤキは本州以南の山に生えるニレ科の落葉高木で、日本特産。材は堅く、木目が美しく広い板面が得られるので、社寺等の建築材に使われる。
円勝寺の樫
- 所在地
金原(円勝寺) - 指定年月日
昭和52年3月1日 - 時代
江戸時代
樹高17m、目通り3.6m。樹齢約350年。樫は中部以西の暖地に多い。材は堅くて重く、良材とされているので、建築材、家具等に広く利用されている。
春日神社の杉
- 所在地
神海(春日神社) - 指定年月日
昭和52年3月1日 - 時代
江戸時代
樹高36m、目通り4.5m。樹齢約300年。杉は常緑高木で、日本の樹木中最大となる。日本で最も重要な造林樹種であり、広く建築材に使われている。
梅英寺の公孫樹
- 所在地
曽井中島(梅英寺) - 指定年月日
昭和52年3月1日 - 時代
江戸時代
樹高16m、目通り2.8m。樹齢250余年。中国原産の落葉樹で、近年は街路樹として喜ばれている。一属一種で、中生代には非常に栄えた植物であったので、「生きている化石」といわれている。
八幡神社の椎
- 所在地
文殊(八幡神社) - 指定年月日
昭和52年3月1日 - 時代
江戸時代
樹高14m、目通り4.5m。樹齢約400年。椎は常緑高木で、人家の周囲に植えて防火樹とし、また、建築材として土台や屋根板、シイタケの原木に使われる。
善永寺のモチノキ
- 所在地
文殊(善永寺) - 指定年月日
昭和52年3月1日 - 時代
江戸時代
樹高8m、目通り2m。樹齢約220年。モチノキは庭園木として植えられ、赤い果実と緑葉が美しい。
大亀寺の樅
- 所在地
文殊(大亀寺) - 指定年月日
昭和52年3月1日 - 時代
江戸時代
樹高28m、目通り2.7m。樹齢約230年。モミは常緑高木でパルプ集材、建築材として使われ、材の白いのが特徴である。
芋観桜
- 所在地
文殊 - 指定年月日
平成4年7月21日 - 時代
江戸時代
樹高25m、目通り2m。樹齢約180年。この木は山桜の一種で、開花する頃に芋を植える目安とされていたことから、イモミザクラといわれるようになった。
金原横ずれ断層
- 所在地
金原 - 指定年月日
平成5年1月15日 - 時代
明治時代
濃尾地震により生じた左横ずれ断層のあとで、約500mにわたり田の畦道のくいちがいがみられ、ずれの大きさは約8mあったと記録に残っている。現在は土地改良により畦道のずれは一部のみ残されている。
市指定 天然記念物 糸貫地域
長屋神社のナギ
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長屋(長屋神社) - 指定年月日
昭和57年2月2日 - 時代
江戸時代(元禄)
「馬駆け」の時に馬をつなぐ神木として植えられたと伝えられる。植えられたのは元禄3年(1690)に発生した長屋神社の火災後であると推定され、樹齢およそ300年を経過する古木である。
見延北野神社の大杉(2本)
- 所在地
見延(北野神社) - 指定年月日
昭和57年2月2日
境内手洗い場の北の1本の幹の目通りは5.8m、高さ25mの巨木で、樹齢も4〜500年と推定される。拝殿に近いもう1本も目通りは3.7mの大木である。
市指定 天然記念物 真正地域
楠
- 所在地
海老 - 指定年月日
昭和57年12月23日
杉山家宅地内にある巨木。樹齢300年。樹の下には、三河の国で修行中だった杉山家の先祖が宝永年間(1704年〜)に地中から掘り出しこの地に移したという夢告地蔵があり、この楠は地蔵を安置するときに植えたという。